ふじ子たちのようなのは、この世の人間の試金石の、、、
「ふじ子たちのようなのは、この世の人間の試金石の ようなものではないか。」
はじめて読んだのは多分中学生の時。
少年〜青年期、心に強く残った小説のひとつ。
「ふじ子たちのようなのは、この世の人間の試金石の ようなものではないか。どの人間も、全く優劣がなく、能力も容貌も、体力も体格も同じ だったとしたら、自分自身がどんな人間かなかなかわかりはしない。しかし、ここにひと りの病人がいるとする。甲はそれを見てやさしい心がひき出され、乙にそれを見て冷酷な 心になるとする。ここで明らかに人間は分けられてしまう。ということにはならないだろ うか」
「塩狩峠」については、
http://www3.wind.ne.jp/carol/Miura%20Ayako/shiokaritoge.pdf
三浦綾子『塩狩峠』と正しさの追求 :: 塵埃日記|yaplog!(ヤプログ!)byGMO